舞台

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イライラする。 アメリカ人なんてのはなんて奴らなんだ。 何年経っても変わらない。 僕はアメリカの中学に入学した。 僕は学校なんかもう行きたくなかった。 小学校のときだって日本人だからというだけで中傷されて来たんだ。 中学に入ってもそれは同じだった。 しかし、文句は言えなかった。 何故か。 当たり前だ。僕のお母さんはお母さんじゃない。 殺人鬼なんだから…。 お母さんが学校に通わせると言ったあのときの目。 有無を言わせないあのときの雰囲気。 僕は絶対忘れてはいけないのだ。 逆らったら殺されるのはこの僕だって同じだってことを。 でもあのアメリカ人たちを僕は許せなかった。 だがお母さんに頼んではいられない。 ならば、どうする? 決まってる。 僕が殺すんだ―…。
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