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私「人類ばかりを迫害しているわけでは無く、力のない者文明の発展に貢献する事の出来ない者を、差別化して奴隷としているのですね。」
悪魔「ある種の見せしめの様なものですね...効果的であるならば何でもする...悪魔らしいと言えばそうなんですが...この方法では抵抗勢力の拡大が問題になって来ます...しかし私の手腕ではどうにも...」
私「抵抗勢力が動けばこちらも動くべきですね...」
悪魔「そうですね...すいませんこちらこそご迷惑ばかりおかけして...でわ奴隷を選びに行きましょうか...」
執務室と呼ばれる部屋から長い階段を下に下りると、牢屋を思わせる鉄格子がありそれを抜けると、奴隷と呼ばれる者達がいる部屋へと着いた。
悪魔「どの様な目的でご利用なさいますか、夜伽の相手から働き手に用心棒等多数取り揃えおります。何人でもご自由に連れて行って下さい。」
私「夜伽は...必要無いですね。家事全般と本の貸し出しの出来る者で用心棒を兼ね備える者を一人探したいですね。」
悪魔「神獣様方は夜伽相手を10人ぐらい連れて行かれましたが...」
私「聞かなかった事にしておきます...」
悪魔「優秀な遺伝子を私どもに提供して頂く事は私共にとっても嬉しい限りにございます。」
私「話がそれましたね...条件に当てはまる者はいますか?」
悪魔「はい...丁度真面目で頭も良く戦闘能力もある人間と悪魔の混血がおります。」
少しの間執務室で普段何をしているのか、邪神がどういう存在なのかと言う話をしていると、奥から日本人形を思わせる。真白な肌の黒髪ロングの女性が現れた。
女性「始めましてご主人様青柳=マグダリーナと申します。」
女性はおデコから生える二本の赤いツノを除いて人間の女性そのものだった。
これが私とマグダラのマリアを意味する名前を持つ女性との出会いだった。
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