足りない 成りたい

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鳥「あなた昨日雇用されたばかりの奴隷よね怖くないの?」 マグダリーナ「はい...正直言って数秒前までは怖かったです...ですが主様で有れば全てをさらけ出してもいい...今はそう思っております。」 鳥「この短時間で凄い忠誠心ね...あなた種族は?」 マグダリーナ「ご説明遅くなり誠に申し訳ありません。悪魔を父に人間を母に持つ混種でございます。恥ずかしい事に悪魔の証てある角の力を上手く使えず...今は奴隷と呼ばれております。ですがいつか角を使いこなし主様のお役に立てる様に努力して行きますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」 神獣を前に声は震え少し青ざめた表情を浮かべるマグダリーナに私の使い魔はニッコリと笑みを浮かべてこう囁いた。 鳥「あなた名前はなんと言うの?」 マグダリーナ「すっすいません申し遅れました。名を青柳=マグダリーナと申します。」 私「えっと...何でしょうねこの緊張感...」 張り詰めて来た空気を変えようと、私は咄嗟に言葉を吐き出した。 鳥「主様お言葉ですが...今後奴隷の失態が原因でトラブルに巻き込まれる事があるかもしれません。そうなった時に本当に辛い思いをするのはその娘自身です。コレはその予防なのです...お許しください。」 私「また二人の時にその意味を詳しく教えて下さい...訓練を始めましょう。」 鳥「あらあら少し主様を怒らせてしまったかしら...今まで私に魔法をかけていたのですがそれをこの娘に実験台になって貰います。」 私は静かに銃を構えトリガーを引いた。 パシューっ! 私「アンカー射出!」 周囲の魔力源がアンカーから私の体内に流れ込み、突き出した手の平からマグダリーナの頭部へ向けて光球が放たれる。 私「いくつも色のついたドアが見えます...」 鳥「あらあら主を前に怖がりながらも心は決まってるみたいね...コレがプロテクトをかけられていない頭の中よ。その娘が秘密にしたい思考もしくは誰かから封印された記憶は鍵がかけられているわ。」 私は難なく簡単な鍵のかかったドアを開けマグダリーナの思考を読み取って行った。だか思考の奥深く何重にも鍵のかかったドアを開けた時私は言葉を無くした。
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