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マグダリーナ「そんな大切な事を私に隠しておいて、今更何をえらそうに!姉さんも母さんもそうだ!いつも私を!私だけを仲間はずれに...角が上手く使えない事もそうだ...何が天使と悪魔の子だ...みんなわかっていて影で笑っていたんだろ、明日から私が奴隷と決め付けられた時の私の気持ちも知らずに!!!!」
少女の顔はクシャクシャ歪み目から大粒の涙が流れ落ちる。
私「角と天使の子である事に関係が...?」
ジズ「悪魔の信仰する魔力源と天使の信仰する魔力源ではお互いがケンカをしてしまうと言う事ですよご主人。」
私「ビックリした!!!!いたの!?」
ジス「えぇっ!私はいつでもお側におりますよ。」
少女の角に禍々しい魔力があつまりはじめる。
悪魔「いかん!角の力を使う気か!?」
ジズ「かなりの魔力量ですご主人...」
私「今契約して間に合うか?」
ジズ「ご主人は気づいておられないと思いますが、この執務室と言われる空間は今現実世界から切り離されております。なのでそれっ!!!!」
そう言うとジズは勢いよく指パッチンした。辺り一面が真っ暗になり...私とジズだけが光を放つ。
私「何が起こった....?」
ジズ「簡単に説明すると時間を止めました。元々悪魔さんのおかげで世界から切り離されていたので、簡単に時間を止められました。」
私「動けないのか?」
ジズ「物理法則で止まっているわけではありませんので、お互いテレパシーで会話し合うのが限界です。」
私「でわ、始めるか...」
ジズ「あらあらぁ~もう言葉使いもすっかりご主人ですね。では誓いの言葉を頂戴いたします。私ジズは主人が病める時悲しむ時ずっとお側にいる事を誓います。」
私「私は従者が苦しむ時、悩める時共に歩み続ける事を誓いましょう。」
ジズ「有難きお言葉頂戴致しました。これより大空の王ジズ正式にあなたにお仕えする事をここに誓います。」
辺り一面を眩い光が照らし静止していた時が動き出す。
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