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私「伝説上ではとても大きな体を持っていたと言いますが本当ですか?」
ジズ「実際なる事も出来ますがあの時は私の領域内に入って来た者の脳内を書き換えていました。」
私「精神操作に特化しているのですね。」
ジズ「空の魔法には夢・憧れ・導き等精神に関係する魔法が多数あります。悪魔さんの作り出した空間の中では、黒魔術の魔力源が大半を締めていますので、本来の力を出しきれませんが、あの娘におくれをとる程ではありません。」
娘の角の周りに大量の魔力源が集められ他者を呪い殺すような不気味な声で次々と魔法を紡ぎあげていく。
私「何かやばそうですね...」
ジズ「ご主人様魔法を唱える事に時間がかかるのはとても脆い事なんです。キチンと魔法の言葉を間違えずに言わなければいけませんしね...数学の証明も数字が抜けてしまうだけで、解答が成り立たないようになってしまうでしょう。」
私「黒魔術が生死に関するというのであれば、魔法の効果自体を良くも悪くも変えられるということですね。」
ジズが少し苦笑いをし私に呟いた...
ジズ「そんな簡単に攻撃的な魔法を回復・強化魔法に変える事は出来ないと思います...」
私「じゃあどうすれば?」
ジズ「ご主人は魔力源を集めて私に送ってくだされば全て解決してみせましょう。」
私「全力で行きますね!アンカー全弾射出!!!!」
パパパシューー!
射出されたアンカーから大量の魔力が流れ込み、私の体に焼けるような痛みが走る。
私「うぁぁっ!全力で行きますよ!!!!」
ジズ「はいはぁ~ぃ!任せて下さい!!!!」
パァーンッ!
許容範囲を超えた魔力の流れに耐えらなくなりアンカーが破裂する。
ジズ「ご主人様ありがとうございます。これだけ十分に魔力を頂ければ大丈夫です。ジズキャストスペルテリトリーリライト!!!!」
ジズがそう叫び両手を勢いよく天にかかげると私達が今いる領域が、上空1000mはあるだろう大空へと風景を変える。
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