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私「領域を丸ごと書き換えたのですか?」
私がそう言った瞬間娘から禍々しくどすぐろい幾千ものオーラが放たれた。だが...ジズは微動だにせず、落ち着いた声で私にこう言った。
ジズ「ご安心くださいこの状況この領域で私が敗北する事はございません。」
ジズが私にそういうと、物凄い速度で幾千もの雲達が獲物を見つけたピラニアの様に娘から放たれたドス黒いオーラを蹂躙していった。
ジズ「この領域内であるならば私は伝説に歌われる古竜(エルダードラゴン)すら落として見せましょう。さぁ~お二方親子であるならば、今はこの主をへた神獣ジズが仲を取持ちます。話し合いを始めましょう。」
狂気に満ちていた娘の顔が綻び緊迫していた状況が一変する。私から見て先ほどまで娘の表情は白く雪が覆い被さり他者をなりふり構わず傷つける氷河を思わせていた。だが今は暖かい日差しに透明な中身を見せ表面を光らせる陽を浴びた氷塊のようであった。
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