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鳥「そうよ悪魔さん口は災いの元とはよく言ったもの...しかし私達を呼び出すなんて大そうなご主人様も地上におったもんやなぁ~」
悪魔「後は海の王の現界を待てば邪神とも戦えましょう。」
竜「我らとてまだ存分に力を発揮出来る状態ではない...奴の現界はまだまだ先の事じゃろう。」
私「もうコレ以上は...」
火照る身体全身を襲う倦怠感私は使い魔にしがみつく事がやっとの状態だった。
竜「小僧それは魔力酔いと言うんじゃ、神獣を二体も一日に呼び出せば、そうなってもおかしくないじゃろう」
悪魔「その若さで二体の神獣を召喚された事自体凄い事です先程のご無礼お許し下さい。」
私「いえいえまだまだわからない事ばかりですので、わたしなんかにそんな...」
悪魔「お詫びと言っては何ですが私共の集落へいらっしゃいませんか?」
竜「全く...利用出来ると分かれば直ぐに手のひらを返しよって...お主も悪魔(ワル)よのう...」
悪魔「お恥ずかしい限りでございます...ですが邪神を殺せるかもしれないとなれば、話は変わってきます。どうかご検討下さい。」
鳥「インコ呼ばわりから神待遇への掌返しとは悪魔様もどういう風の吹き回しかしら...」
悪魔「私共悪魔は先程申し上げた通り猿共に対し、人類家畜宣言という契約を交わし、より効率的に同胞の数を増やし、来るべき邪神への準備をして...」
竜「成る程最近では猿共や猿と悪魔の混種が半勢力としてあらわられ、そなた達悪魔の集落の内政が不安になっており、始めはワシと小僧も敵勢力の刺客と思い警戒しておったのじゃな...」
悪魔「な...何故お分かりになられたのですか...」
鳥「神に近くなれば相手の心を読む力と言うものも高くなるのよ。あなた程力の差かあれば心を読む事も容易い事なんだけど...相当苦労しているのね大量の負の感情が流れこんでくるわ...」
悪魔「私共が生み出した悪魔と猿の混血の中で【魔女】と呼ばれる個体はとても残忍で手強く、とても狡猾で私たちは一日中奴らの奇行に苦しみ夜も眠れない次第でございます。」
鳥「かと言って抵抗勢力と争い事をしている場合でもないと言う事ね...」
私「動くとなれば混血とは言え同胞を討つ事になり、我慢するなら暗い未来が待っている...」
悪魔「私自身一族の恥だと思っております...ですが自分ではどうしようもなくて」
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