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大道が調べてみると、このあたりにサーフボードを専門的に扱っている店は、一軒しかなかった。 もともとサーフィンをやる人間は、日本全体の人口から考えればほんの一部にすぎない。 コンビニのようにあちこちにあるわけもない。 東京には近いが小さな地方都市にすぎないこの街では、一軒もあれば十分だ。 並木が街から遠くにあるショップの常連でもない限り、そこの店主が並木のことを知っている可能性はかなり高い。 大道は早速店にむかった。
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