第1章

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朝の教室は心地がいいように思う。 「おはよう沙羅、今日の部活見学どこいく?」 「あ、光、おはよう。見学はバレー部かなぁって思ってる」 「じゃあ一緒にバレー部行こう!」 「あ、うん いいよ」 キーンコーンカーンコーン… 「じゃあ チャイム鳴ったから、またあとでね」 そう言って光は窓側の一番前の席に座った。 〈マイナス5プラス6〉 「中学校の1年では、このような式わ始めのうちは求めます。」 1時間目から数学とは、やる気が…。 二 やっと終わったぁ。4時間目までは終わった。 給食に昼休み、昼休みは図書室でも行くか…。 そして私は、給食の後、図書室に向かった。 「失礼します」 入って右手に図書委員が座っていた。 待て…ちょっと待て…あの図書委員は、あの人じゃん!落とし物拾ってくれたときお礼言ってなかったから言いたいんだけどなぁ。 まあ今は本借りよう。 私は本を選んで、図書委員のいる方へ向かった。 「1年2組…12番です」 あの人がバーコードをうってくれた。 「また借りにきてね」 なんだこの爽やかな笑顔は。 体育着の名前のとこをチラッと見る。 〈斑鳩 有馬〉(いかるがありま) なんだこの漢字は…何とかありま? 「失礼しました」 私は図書室を出た。 三 「体育館行こっか!」 私と光は玄関を出た。 先には校庭。サッカー部と野球部、テニス部がいる。 サッカー部の中で私は見つけた。 ―有馬先輩。 サッカーしてる姿はカッコいい。 なんで…鼓動が早くなる…。気のせい…だよね? 体育館ではバレー部とバスケ部が共同で使っていた。 「見学だったらそこの階段のぼって見な。」 「あ はい。」 私と光は返事を返した。 「給水ー!」 しばらくしてバレー部が給水の時間をとった。 一人の先輩がこっちに向かってきた。 「どう?バレー部楽しいよ?」 「私バレー部入りたいです!」私はすぐそう返した。光も同じ反応のよう。 「そっかそっか、じゃあ入部したらよろしくね。私は2年の玉木りな」 2年… 「あの…2年の斑鳩 有馬って…」 「ああ、有馬?お姉ちゃんバレー部だよ?ほらそこ、3年の」 お、お姉ちゃん!?
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