第1章

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ー「お姉ちゃんいるよ」 頭の中でぐるぐると回るこの言葉。 沙羅は帰り道も、幾度となくそればっか考えていた。 それに今は自分の部屋にいる。 びっくりしすぎてあの時返した言葉なんて思い出せない。 有馬先輩のお姉ちゃんか……。 お姉ちゃんと話してみたいなぁ。 でも3年だしな…話せるんかなぁ。 チャラン メールの着信音が鳴った。 誰だろう…表示されたのは、電話帳に登録されている名前ではない。 誰かのメアドだ。 恐る恐るガラケーの携帯を開く。 〈沙羅?バレー部の斑鳩 桃菜 だよ 有馬の姉です♪2年の人からメアドもらっちゃった笑笑〉 斑鳩 桃菜…?(いかるが ももな) 有馬先輩のお姉ちゃん…!? 私、有馬先輩のお姉ちゃんとメールしてる!! とにかく返信返信 〈滝口沙羅です。 有馬先輩のお姉ちゃんですか?よろしくお願いします。〉 本当、びっくりした…。
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