1人の犠牲

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「ぃたっ痛い!放してっ!」 「皆に構ってもらいたいからって痛い振りしたら ダメだろ!」 そういって腕を掴む人、胡桃愛(kurumi ai)は 力強く掴み引っ張る 「そんな奴構う必要ないよ、愛ちゃんが汚れちゃう」 「朱里は俺の友達だ!そんな事言うな!!」 そう言いながらも、胡桃は口がニヤけている 俺は、緋乃朱里(akeno shuri) 高校1年生、他の皆も同じ 「愛ちゃんそんな奴連れてどこ行くの?」 「内緒だぞ!ついてきたら嫌いになるからな!」 胡桃がそういうと、周りの人達が僕を睨み付けてくる 「ひっ」 普通に過ごせていたのに、 胡桃がきてから友達も皆居なくなって 親すら胡桃の味方だ 胡桃が来たのは小3のときから 中学と高校は違うところにしたかったのに、 胡桃が俺の親にいって無理やり一緒の学校 にさせられた 俺を引っ張り、かなりの時間が過ぎていき、 人が居ない木々に囲まれる場所へ連れてこられた 「な、なんで連れてきたの?」 胡桃は無視してバックから分厚い本を取り出し 地面に魔法陣のようなものを書いていく 俺は怖くなって走って帰ろうとしたが、 枝に引っかかり転ける 「ぃっ」 胡桃は魔法陣を書き終わったと同時に気付く 「何帰ろうとしてんだよ!」 腕を掴み抵抗する俺を引きずって魔法陣に 叩きつける そして、カッターナイフで俺の腕を切りつけ 何かを唱えた瞬間、ドス黒いなにかが 身体を覆い中に入ってくる 「ぃ"あ"あ"!!!」 俺は地面に崩れ落ちて呼吸も困難になっていく 黒い何かが大量に入り込んできて 心と身体を狂わせる
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