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同じ音と『姫』という字を名にもつ二人の少女。
どこまでも気高き支配者であり、人を魅了してやまない『姫龍』。
儚く優しくそして温かく、人の心を包み込む『姫柳』。
艶やかで追いかけずにはいられない姫龍と、可憐でずっと側にいてほしくなる姫柳。
彼女達は、どういう運命の悪戯で同じ時代に生命をもち、出逢ったのか。
そしてなぜこれほどまでに、二人の辿る人生は違ったのだろうか。
かたや人を統治する立場に生まれた皇女。
かたや静かな草原で暮らす普通の少女。
なぜ彼女達は、出逢ってしまったのだろう……。
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