【プロローグ】

2/2
前へ
/31ページ
次へ
同じ音と『姫』という字を名にもつ二人の少女。 どこまでも気高き支配者であり、人を魅了してやまない『姫龍』。 儚く優しくそして温かく、人の心を包み込む『姫柳』。 艶やかで追いかけずにはいられない姫龍と、可憐でずっと側にいてほしくなる姫柳。 彼女達は、どういう運命の悪戯で同じ時代に生命をもち、出逢ったのか。 そしてなぜこれほどまでに、二人の辿る人生は違ったのだろうか。 かたや人を統治する立場に生まれた皇女。 かたや静かな草原で暮らす普通の少女。 なぜ彼女達は、出逢ってしまったのだろう……。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加