ずるいよね

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+ + + + + + 「どうすんだよ、これ……」 もうじき夜が明ける。 すぐにでも伊織くんは仕事を終えて、この部屋に帰って来るだろう。 だけどこの状況を見ても伊織くんは、苦笑しながら迷惑を掛けて悪かったと謝るだけだろうか。 「やっぱり伊織くんも、ずるい。勝手に僕の事を安全パイだって決めつけないで欲しいよ。」 それでも寝息をたてて、全体重を自分に掛けてくる廉が愛しくて。 「……ホント、ずるいんだから。」 安心している2人が悪いんだからねって、言い訳がましく呟いて。 そっと廉の体をずらして腕枕をし、その体を抱え込んで瞳を閉じた。 END .
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