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「ジュラルミン、入れ。」
「はいですの、大佐。」
部屋の奥の扉が開き、小柄な少女が入室してきた。
人形のように整った容姿に華奢な体とかわいらしいロリータ服。青い瞳に、さらさらの金髪をツインテールに結っている。
「ディス子。この子が地球事情に若干詳しいジュラルミン・ペンケースだ。地球潜入後は彼女の助力で…」
「お姉さまぁぁぁぁぁ!!」
と、今までおすましをしていたジュラルミンの表情が突然豹変し、ディス子に飛び付いてきた。
「うおっ!なんだ!なんだこいつは!」
「ムフフゥ…お姉さまぁ…」
ジュラルミンはディス子にしがみつき、頬を擦り付けながら恍惚の表情を浮かべている。
「大佐!なんでありますか!この変態…いや、この少女は!」
顔を赤くするディス子に、大佐は目を泳がせながら決まりが悪そうに顔をポリポリとかく。
「いや…そのな…聞けばお前のファンだと言う話じゃ。今回のお前のお供も率先して引き受けてくれたし、これでも頼りになる…はずだ。恐らく…問題ない。」
いや、初見から問題しか見当たらない。こんな変態ロリータと一緒では任務どころではないだろう。
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