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いつものようにいなくなったあなたの部屋の掃除をしている時、私はふとある物を見つけた。
それは手紙のようで、宛名は私。
どうして此処にあるんだろうと思いながらも開ける。
それは、あなたから私への最後の言葉だった。
あなたらしい言葉遣いで、少し悩んだ跡もあって、これが一生懸命書いたこと、そして………もう自分の最期を悟ってから書いたものだと分かった。
手紙を読んでいくうち、視界がぼやけて生暖かいものがぽたりと一滴落ちる。
涙なんて、いつ以来だろう。
あの時、離れてしまう事、あなたの温もりが消えていく事がただただ悲しくて辛かった。
けれど、温もりも、あなたも消えて等いなかった。
ちゃんと私の傍にいる。
私も、返事を書こう。
天国にいってしまった、あなたに。
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