プロローグ

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 来る……  来ない……  来る……  来ない……  呪文の様に心の中で呟く。  壁の時計の秒針の音が、胸の鼓動とぴったり合わさった――すると自分の中で、答えが出たような気がした。  いや、答えは最初から決まっていた。  アコースティックギターを手に、ステージに向かう。  アンコールに応える為に。  そして――
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