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1、闇のとびら
犬のベスと散歩をしている最中の出来事。ベスが突然何かに吠え出し私は驚き手に握られていた綱を離してしまった。
「ベス!」と呼んだが瞬く間にベスは、走りその吠えているところへと一直線に行ってしまう。
私は、ベスを追うべく走った瞬間、下から大きな穴が突然出現してそのまま、私は下へと落ちて行った。
「ぅぅ、痛っ、、」
頭が非常に痛いこととあちこちが微かに痛い。
頭を触るとベットリと血が手についていた。
「え、?何これ」
これは、自身の血なのだろうか。
自身の血にも関わらず顔から血の気を失う。
なんとか、立ち上がりまわりを確認すると知らない場所に居た。私さっきまで公園にいてベスと散歩をしていたはず。
「は、ははっ」
乾笑いしか出ない。生きてきて16年。
人生の初めての出来事だった。
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