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部屋を回って、満足したら、次は台所に移動。 綺麗な水が蛇口から出るのに、わざわざ水を買う意味がわからないので、基本水道水だ。 泥水じゃあるまいし。 大丈夫!大丈夫! と、渇いた喉を潤す。 夕ご飯は何がいいかな。 ストックリストを思いながら、考える。 あの男は、昔の女に逃げられたすぐは家に寄り付かなかったらしいが、私が来てからはちゃんと帰ってくる。 "アイツ、あんたが側に来てからやっと落ち着いてきたんだぜ" 男と同じ色のスーツに身を包んだ男が、夜に安眠を妨害しに来た時に言っていた。 何時とかはわからないが、あの男が帰ってきたら晩ご飯だな。
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