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                     3 ブランコには白いタイツをはいた男たちがいた。 みな猫背のように背をまるめていた。 白いタイツはその部分だけまるく切られている。 かれらの陰茎は黒く大きく、ひかっていた。 その女は胸をなでられ、乳頭を舌でころがされる。 「・・・なぜ、どうして、こんなことに。」 女は息をとめたままだ。 融けるような感覚。 まるで堰をきってしまいそうな感覚におそわれた。 息をとめたまま。 まだ自制できたのだろうか。 女は目をあけた。 風呂につかったままである。 風呂からあがり、長い髪をかわかしはじめた。 下着はつけていない。 木の椅子でひんやりした。 あけたままの風呂から水蒸気がながれてくる。 「・・・なんだったのだろう。」 寝着にきがえ、新聞に目をとおしはじめた。 「なんだったのかしら。」 シーツを股にはさんだ。 そうして目をつむる。 新聞はしわくちゃになったまま。 かまわない。 股につたわるかすかな刺激がトラピズにのった男たちの、そそりたつ陰茎をおもいださせた。
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