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下からつよい反応がおきる。 尻から異物がぬける。 傷みよりひきつるような感覚。 男は絶頂のこえをあげる。 ふたたび異物が挿入する。 液体が直腸を刺激する。 スポイトからふきだしたようなつよくてやわらかな感覚。 女は肛門にちからをいれる。 ちからはよわいがまだある。 男はためいきともさけびともにつかぬ声をあげる。 肌よりもすこしだけあたたかい。 熱いものをうける。 右手は左手におぎなわている。 すると正面の男が絶頂の声をあげる。 おたけびはひと呼吸ごとにつよくなる。 女は目をあけ男の表情をみあげる。 女はかんぜんに満ちていた。 よゆうすら感じさせる。 腰はたえまなく上下にゆられている。 男がさけんだとき、陰茎を口からだした。 白い液体が女の口角をはげしくおそう。 苦み。 濃さ。 汗の塩。 したたりの度合いがちがう。 息のにおいはつよい。 腋のにおいは濃い。 香水と体臭のいりまじる。 熱いほとばしりが目にはいった。 あけられない。 手でよけ指先の液体をなめる。 口でうける。 顔にあてて、おでこからあごにぐりぐりとこすりつける。 男はよろこびの声でこたえる。歓喜。 女の左足首から血がでていた。 男たちはそこをなめてふとももへ舌を上部へ上部へとはわせる。 尻をなめまわし舌先を奥へ奥へとひらいていく。 尻のほくろ、そのよこの肛門に血がにじんでいた。 ハッと目が覚めた。 女は尻を指でたしかめた。 けれど傷みはなかった。 風呂からあがり、髪をかわかしているとバスタオルに血がついていた。 左足首の切傷にかすかに血の赤があった。
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