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「…今日も行くのか?」
「うん。」
「…そっか。
なら、気を付けて行くんだぞ
俺は今日部活で行けないから…」
「分かってるよ。
もう、ホント。迅って心配性なんだから……」
ブツブツ言いながら支度をする梓。
今日はあのクソ野郎……朝比奈の部活の日だ。
だから、いつも寝坊助な梓も朝早くに起きていつもの屋上に行く
しかも、今日は放課後もあるらしいのでそっちにも顔を出すらしい。
「……梓。」
「…?何?」
「ほら、寝癖。
ちゃんと、直せっていつも言ってるだろ。」
「あ、ありがとう。」
「途中で転けるなよ。」
「…………転けないよ。」
今、なんで間があったんだ?
「まぁ、いいや。
早く行かないと部活終わったまうぞ」
「!早く行かないと!
また後で教室でねッ!
迅も部活頑張ってね!」
そう言って梓は慌ただしく部屋を出た。
梓が慌ただしく部屋を出たのを確認して俺も支度した。
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