玲の居場所 続

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『玲 話できるか?』 『朝から騒がしく おかしな事に巻き込んで ごめんなさい。会社の名前まで出してしまって ごめんなさい 黙って飛び出して心配かけてごめんなさい。』 翔さんが膝の上に置いた私の手を ゆっくり掴んだ 私の身体はビクっと跳ねた。 『あっ…ごめん』 翔さんは手を離した。 『玲 本当にごめん 謝って済む事じゃないのは わかってるつもりだ。 それでも俺は 謝る事しかできない どれだけ時間がかかっても お前の傷が 癒えるまで待つから だから ここにいてくれないか?』
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