706人が本棚に入れています
本棚に追加
/1061ページ
『玲 話できるか?』
『朝から騒がしく おかしな事に巻き込んで
ごめんなさい。会社の名前まで出してしまって ごめんなさい 黙って飛び出して心配かけてごめんなさい。』
翔さんが膝の上に置いた私の手を
ゆっくり掴んだ
私の身体はビクっと跳ねた。
『あっ…ごめん』
翔さんは手を離した。
『玲 本当にごめん 謝って済む事じゃないのは
わかってるつもりだ。
それでも俺は 謝る事しかできない
どれだけ時間がかかっても お前の傷が
癒えるまで待つから
だから ここにいてくれないか?』
最初のコメントを投稿しよう!