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バレンタイン当日
俺は君から教室に呼び出されていた。
教室に行くと君は教室の椅子に座っり、机の上には可愛い紙袋を二つあった。
俺「なに何?こんな所呼び出してチョコでもくれるの?」
とふざけ半分で言いながら教室に入って行くと。
君は笑顔で
君「そう♪今年もチョコあげるね。私優しいから♪」
と言って紙袋を一つ差し出してきた。
その中身を見ると
その中身は去年と同じく板チョコが入っていた。
俺「ああ、はいはい。」
そう言いながら向かいの椅子に座った。
すると君は俺を見て笑顔で
君「ガトーショコラね♪」
と言った。
俺「で?もうそれは?」
ともう一つの紙袋を指さす。
すると君は目を少し伏せた。
君「彼氏の、、」
俺「あぁ、、、」
・・・・・
君「私、(彼氏)と別れるかもしれない。」
君は泣き出しそうな声でそう言った。
話を聞くと
最近束縛が更に厳しくなり
(彼氏)は他に彼女がいるらしい。
俺は泣き出しそうな君の頭を撫でた。
その瞬間、教室の扉が勢いよく開いた。
そして
その扉の前には(彼氏)が立っていた。
そして周りを見渡すと舌打ちをし、
机を蹴り飛ばしながら(俺)と(君)の前まで来た。
彼氏「てめぇーふざけんなよ!」
そう言って(彼氏)は俺の胸ぐらを掴み睨みつけてきた。
俺「はぁ?何がだよ、(君)と話しちゃダメなのかよ。!」
胸ぐらを掴まれた俺は立ち上がり(彼氏)を睨み返した。
彼氏「ああ、ダメだよ!」
俺「なんでお前が決めんだよ!」
彼氏「俺がコイツの彼氏だからだよ!」
そう言うと(彼氏)は俺の胸ぐらから手を離し、君の手を強く引いた。
彼氏「ほら!早くかえるぞ!!」
君「いたっ!待って、痛い!!」
そう言った君は腰を引き(彼氏)に抵抗し泣き出しそうな顔をした。
それを見た瞬間、頭の中で色んな感情が渦巻いてた
。
俺「・・・・・・。」
俺≫コイツは(君)がいるのに二股掛けて、(君)の自由も奪って、俺の愛した(君)を泣かせた。
そして
俺の中で何かが切れる音がした。
気づくと(彼氏)をぶん殴っていた。
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