苦いチョコ は 君のキスは甘くなる

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そして、 しゃがみこみ今にも泣き出しそうな君の頭を優しく撫でた。 俺「大丈夫?」 そう(君)に聞いた、 次の瞬間、後ろから頭に強い衝撃があり 俺は膝から崩れ落ちた。 当たりどころが悪かったのだろう 体が思う様に動かず立ち上がれない。 しかし 俺は動かない体を起こそうとする。 俺の心の中では、(君)を絶対に(彼氏)に連れていかせない。 あの夜 離してしまった手をもう一度繋ぐ為に、、 もう迷わない。 君の手を離さない為に! 立ち上がる! その一心で両手を地面に付き体を起こした瞬間、 パチーン!! その頬を叩く音と共に教室は静まり返った。 君「もうヤダ!帰って、私行かないから!」 そして机の上の紙袋を一つ投げつけ、泣きそうな声で精一杯にそう怒鳴った。 それを聞いた 彼氏は椅子を思いっきり蹴飛ばし舌打ちをして、教室を出ていった。 俺は出ていったのを確認すると 俺はそのまま教室に仰向けに寝転がった。 俺「あぁーあ、俺、かっこ悪りぃー。」 そう言って俺は右手で顔を隠した。 すると君は隣に座り俺の頭を撫でた。 君「かっこよかったよ、ありがとう。」 そう言う君は泣いていた。 俺は右手を君に伸ばし、 そっと頬に触れた。
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