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帰り(君)は黙って自転車の後ろに乗っていた。
俺「この道、真っ直ぐだっけ?」
俺は君に聞くと、君は俺の背中にもたかかったを
君「次の日信号曲がって。」
俺「?、、お前の家、真っ直ぐじゃないの?」
君「違う、(彼氏)の家。」
そう静かに言った。
俺は胸が締めつけられるくらい痛く
それ以上なにも言えなかった。
彼氏の家が近くなり
自転車を止めて(君)を降ろすと君は少し泣きそうな笑顔で笑った。
君「ありがとう。」
そう言って歩き出した。
すると、俺は君の手を引き止めていた。
驚いた様に君はコチラを見た。
しかし、その行動に驚いてるのは俺自身だった。
君「なに?」
俺「何でもない。」
息が凍る冬の夜
俺は初めて君の手に触れ
その手を離してしまった。
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