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めざ……る……で……
めざ……ので……
……
……
……目覚めるのです。
何処からか声が聞こえてくる。
眩しい光に包まれ、俺はゆっくりと瞼を開いた。
「お待たせしました、快紗留さん。私は……」
目を疑った。
ベッドから体を起こすと、30センチほどの小さな雲に乗った、キラキラと光るタコが視界に入る。
「夢か……」
「ああ、待って! 夢ではありません。私は神聖な祭りを司る神……あなたの功績を称えに来ました」
俺は窓を開け、神と言い張るタコを鷲掴みにしてブン投げた。
光る物体は、遥か彼方へと飛んで行く。
「……リアルな夢だった」
外から吹き込む冷気に身を震わし、もう一度ベッドへ潜り込んだ。
【完】
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