1729人が本棚に入れています
本棚に追加
/745ページ
桑名の要塞化が完了し、堤防工事を残すのみとなっていた。
光治からは、未だに調略成功の報はもたらされていなかった。
1番の高台に城を設け、桑名城とし居を移した。
ある朝、門番が警戒をしていると1人の婆さんが息を切らせながらやってきた。
「そんなに息を切らせてどうしたのだ。」
「一大事なんじゃ、龍信殿につないどくれ。
茶店の婆さんが来たと言えばわかる。」
婆さんの勢いにおされ、門番は上役に報告した。
上役は、直様龍信に報告あげると龍信は、執務室に婆さんを通すように指示した。
最初のコメントを投稿しよう!