戦へ

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「よし、桑名をいただくぞ。 かかれー」 「応ー」 進軍を開始した。 関軍の進軍を確認をした忠高は、指示を出して関軍を迎えた。 「よいか、敵は三方に別れて侵攻しておる。 正面からの敵は儂が受け持つ。 弓矢衆は、櫓から一斉に射かけよ。」 関軍目掛け無数の矢が降り注いだ。 死者は出なかったものの、負傷者を多数出していた。 「くそっ… ただの民ではないというか。 このままではまずい、距離を保て。」 すると城門が開き1人の将が姿を現した。 「我が名は、本多平八郎忠高也。 我が主の留守を狙うとは許せん。 ここを通りたくば、某を倒してからにしてもらおう。」 「ええい、小賢しい誰ぞあの者を射よ!」 忠高目掛け矢が放たれた。 忠高は、顔色一つ変えずに薙ぎ払った。
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