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翌朝、女は目を覚ました。
女は周りを見渡した。
見知らぬ天井、見知らぬ所であった。
見知らぬ男が、眠っている事に驚いていると
「目を覚ましたかえ?
寝かしといてやっておくれな。
あんたを助けてから、長は付きっきりでの。」
うんうんとうなづく女。
それに異様に感じた婆さん。
「あんた、まさか声が出せないのかえ。」
うなづく女であった。
「そういえば、腕には縄のあとと足にも…
苦労したんじゃな。」
「婆さん… うるせぇよ。
婆さん、ちょっと外してくれるか?」
「あいよ。」
と出て行く婆さんである。
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