第2章)図工室の女の悲鳴

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遠くから見たって4本の足しか無い机の下 しゃがんで「おしくらまんじゅう状態」 小さくなっていた3人 明らかに隠れてない身体を寄せ合いながら 廊下の先の鬼の声に耳をすませる 「いっちゃん」が数を数え始めて私達が移動し ぜんぜん丸見えだけど(^^;)隠れ終えて少し後 数を数えていた彼女の声が30を告げて一瞬の間 置くと大きな声が聞こえてきた 『も~い~かい?』 その声が聞こえて私達3人は声そろえて 『も~い~よぉ!』と「いっちゃん」に返した そしてソワソワしながら3人で目を合わせると 小声まず最初にスズメが口を開くと言った 『いっちゃん。すぐ気づくかなぁ?(^ ^)』 『とりあえず足音は? まだ聞こえないから  たぶん先に向こう調べてるのかも知れないね』 と雨子姫(あまこひめ) 無言で頷いた私 再び3人で廊下の向こうへ聞き耳を立てる…。 まだ「いっちゃん」の来る足音は聞こえない その時だった(゚Д゚;) 私達が背にしていた 図工室から突然『きゃ~!!!』という甲高い 女性の悲鳴が聞こえたのは 声が聞こえた瞬間 無言で見つめあう3人。 先に口を開いたのは雨子姫(あまこひめ)だった 私とスズメへ交互に目配せすると 『聞こえた? 今の声?』 『図工室からだよね?女の人の声…』とスズメ そう言い怖々した表情で図工室へ目線を向ける 『でも今、休憩時間だよ。電気消えてるし  真っ暗なのに誰かいたのかなぁ?』(=ω=;) 不安気にそう口を開く私 そこでチラッと3人で図工室へ視線を向けると 雨子姫が机から這い出すと私達に言った 『私が図工室ちょっと確認! 見て来るよ』 そう言うとスズメと私の返事を確認する事なく 明かりの無い真っ暗な図工室へ入って行った 不安な表情でスズメと私は図工室の出入口から 雨子姫の戻って来るのを待った  雨子姫が図工室へ消えてから数分・・・ なかなか彼女は図工室から戻って来なかった
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