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遠くから見たって4本の足しか無い机の下
しゃがんで「おしくらまんじゅう状態」
小さくなっていた3人
明らかに隠れてない身体を寄せ合いながら
廊下の先の鬼の声に耳をすませる
「いっちゃん」が数を数え始めて私達が移動し
ぜんぜん丸見えだけど(^^;)隠れ終えて少し後
数を数えていた彼女の声が30を告げて一瞬の間
置くと大きな声が聞こえてきた
『も~い~かい?』
その声が聞こえて私達3人は声そろえて
『も~い~よぉ!』と「いっちゃん」に返した
そしてソワソワしながら3人で目を合わせると
小声まず最初にスズメが口を開くと言った
『いっちゃん。すぐ気づくかなぁ?(^ ^)』
『とりあえず足音は? まだ聞こえないから
たぶん先に向こう調べてるのかも知れないね』
と雨子姫(あまこひめ) 無言で頷いた私
再び3人で廊下の向こうへ聞き耳を立てる…。
まだ「いっちゃん」の来る足音は聞こえない
その時だった(゚Д゚;) 私達が背にしていた
図工室から突然『きゃ~!!!』という甲高い
女性の悲鳴が聞こえたのは
声が聞こえた瞬間 無言で見つめあう3人。
先に口を開いたのは雨子姫(あまこひめ)だった
私とスズメへ交互に目配せすると
『聞こえた? 今の声?』
『図工室からだよね?女の人の声…』とスズメ
そう言い怖々した表情で図工室へ目線を向ける
『でも今、休憩時間だよ。電気消えてるし
真っ暗なのに誰かいたのかなぁ?』(=ω=;)
不安気にそう口を開く私
そこでチラッと3人で図工室へ視線を向けると
雨子姫が机から這い出すと私達に言った
『私が図工室ちょっと確認! 見て来るよ』
そう言うとスズメと私の返事を確認する事なく
明かりの無い真っ暗な図工室へ入って行った
不安な表情でスズメと私は図工室の出入口から
雨子姫の戻って来るのを待った
雨子姫が図工室へ消えてから数分・・・
なかなか彼女は図工室から戻って来なかった
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