猫の完全犯罪

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猫がご主人に内緒でミルクを飲んだ。 器は草むらに隠し、口の周りをしっかりと拭いて 「これで絶対にバレないぞ」と意気揚々帰宅した。 しかし家に着くと、犬が猫の手の匂いを嗅いでペロリと舐め 「ご主人様、ミルクを飲んだ犯人は猫です」と報告。 「証拠は全部消したのに、どうしてバレたんだろう?」 猫ががっくり呟くと、舌をペロリと出して犬が答えた。 「ツメが甘かったのさ」
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