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「ひかるちゃん、女の子ってね、大好きな人に心をこめた料理をふるまうのが最高の喜びなのよ」
お母さんは私の小さいころから口癖のように言っていた。
「うん。私、料理頑張る! オンナノシアワセをゲットする!」
「さすがね、ひかるちゃん。だったらスペシャリテを見つけなきゃね」
「スペシャリテ?」
「一番得意な料理。誰にも負けないって言える料理のこと」
「一番得意な料理かあ、じゃあ私が一番おいしいって思えるものがいいかな」
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