告白

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面影はあるものの、あの頃より確実に綺麗になった香音。 「……今日、俺がどんな気持ちでいたか、香音はわかんないだろ?」 先輩という強力なライバルまで現れて、心の中は醜い嫉妬と焦りにまみれてる。 「先輩に”本気だ”って口説かれてるときも、先輩と二人で消えたときも、どんな気持ちで見てたか教えてやるよ」 逃さないようにギュッと腕の中に閉じ込めると、耳元で低く囁く。 「”香音に近づくな、触れるな”……そう言いたくて仕方なかったよ」 そんなこと言う権利なんかないって、わかってるのに。 香音が先輩を選んだら…って考えれば考えるほど、怖くて仕方ない。
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