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香音の職場の裏口近くまでたどり着くと、辺りを見渡しながら、上がり切った息を整える。
………ここからどうする?
香音がどこへ向かったのか全くわからないのに、探しようがない。
葛宮さんと合流しようにも、連絡先も知らねぇし……。
「…………受付……」
香音が待ち合わせをしていたことを知っていた相田さんなら、"どこで"待ち合わせをしていたか知っているかもしれない。
俺は急いで正面の入口へ向かおうと、角を曲がったその時だった。
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