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俺は呆れたように溜息を零すと、グラスに口をつける。
「しない」
「なんで!?彼女いないの俺達だけじゃん!欲しくねーの?」
「別に」
彼女なら誰でもいいわけじゃないから。
俺が欲しいのは、たったひとりだけ。
「は?うそだろ?お前、何年彼女いないと思って……」
ガバッ!と起き上がった和泉は、ハッとして自らの手のひらで口を覆う。
あからさまなその態度に飯山は、和泉をキッと睨みつけた。
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