嫉妬

5/50
前へ
/747ページ
次へ
俺は呆れたように溜息を零すと、グラスに口をつける。 「しない」 「なんで!?彼女いないの俺達だけじゃん!欲しくねーの?」 「別に」 彼女なら誰でもいいわけじゃないから。 俺が欲しいのは、たったひとりだけ。 「は?うそだろ?お前、何年彼女いないと思って……」 ガバッ!と起き上がった和泉は、ハッとして自らの手のひらで口を覆う。 あからさまなその態度に飯山は、和泉をキッと睨みつけた。
/747ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2049人が本棚に入れています
本棚に追加