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結局、準備していた魚が冷めてしまったので、温め直してから食べた。
明日から早速教えてくれることになったので、ウルフの毛をモフモフしながら一緒に休んだ。
昨日とは違い、お腹も満たされ、暖かくして休めたのでぐっすり眠れた。
何よりも、ウルフ(以降は彼と呼ぶ)が見張ってくれてるのを感じたので、安心してしまった。
まるで、昔からの相棒のように感じた。
朝、目を覚ますと彼は傍に居らず、ストレッチしてから木の下に降りて、彼を探すとあの渋くて酸っぱい木の実をくわえていた。
思わず顔を歪めて彼を見ると、彼は思い当たることがあるのかニヤニヤしている。
『このまま食べたんだろ?すごい不味いよな!』
そう言って、口にくわえていた木の実を置いた。
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