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努力すれば、それに見合うだけの力が手に入る。
生きていく為の術を出来る限りこの手に掴んでやる。
…だってあの人を好きになったのは、困ってる人が居れば助け合うのが当たり前だと笑ったから。
あの人が住む小さな村は、皆が助け合って貧しいながらも、笑いあって生活していた。
私に無いもので溢れていて眩しかった。
あの人の事を恨んでない。
勿論、絶望したけど、こうやってお互い寄り添って生きていく素晴らしさを教えてくれたのもあの人だから。
もうあの人は居ないし、代わりにするつもりもない。
でも、今度は天使じゃない人間の、私自身を見てくれる人に出逢えたらいいな。
そして、今は目の前にいる彼の役に立てたらいいな。
支えあって生きている人間が好きだったから。
私もそうなりたい。
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