第1章

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金正男暗殺について、考えられる背後関係を書いてみたい。 まずは主な報道論調のような北朝鮮犯行説を考えてみよう。 この立場に立てば、正恩は自分に替わりうる可能性がある人間を抹殺し、自分が唯一の存在になる事を望んだという事になる。 伯父さんの張成沢を処刑したさいに、火炎放射機で焼いたと言われていた最側近も、つい最近処刑されたという報道があったばかりであり、北朝鮮の体制強化の動きとして、最側近や正男のように、少しでも危険と思われたら、この後もこのような事は繰り返されるという訳なのだろう。 北朝鮮の国内ではどう考えているかは判らないが、金正恩が排除された場合に、北朝鮮からは膨大な数の難民が発生し、中国やロシアや韓国に押し寄せる。(あるいは日本にも) これは、世界共通の認識であり、中国はこの混乱を避ける為に、正男を非常時には北朝鮮のトップにするべく、キープしていたとされている。 この正男を暗殺した事は、この意味でも正恩を抹殺出来なくなったという事であり、正恩の安心感は強くなったという事にはなる。 では、他の可能性は無いのだろうか? 大きく考えてみると、アメリカとアメリカ&中国の合体した犯行が浮かび上がってくる。 犯行の凶器としての針(これが凶器だという確信に近い思いがある)を考えた時、この凶器がヒントになると思う。 この針は、痛く無い注射器に使われている針と同じ物だとされ、この暗殺方法を開発したのが、アメリカのCIAだとされているからだ。(又聞きだから間違いの可能性はある。進化させた。かも知れない。この針は確か日本のメーカーが開発したと記憶しているから、それをアメリカが利用しても当たり前)
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