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それから一週間が経って私は川岸刑事と犯人と共に彼の死の桜の木の前で立っていた。
「では、話しますね」
「あぁ、でも俺だけでいいのか?」
「何を言ってるんですか、川岸さん。私はここに犯人と川岸さんしか呼んでませんよ」
「おい、どう見ても俺だけだぞ?まさか幽霊が犯人とかか?」
「幽霊が犯人?それだったら私は除霊者も呼ぶでしょう。では、私とあなた以外に誰がいる?誰もいません。もう、バレてますよ。あなたが彼を殺したことを」
「どうやってだ?殺す理由は?」
「その前に桜の花言葉知ってますか?」
彼は急にそわそわして答える。
「何だよ、急に」
「たくさんあります。優雅な女性、優れた美人、ごまかし、豊かな教養、善良な教育、そして私を忘れないで。他にもありますが、この言葉の中で気になることありますよね」
「はっ?何を言っている?教育は奴の為だしな」
「そうですね、彼の奥さんを脅してまでも教育をハードにするのもですね、あなたにとっては」
「何が言いたい?」
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