カウントダウン

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彼女が帰った後、さっき話したことを思い出していた。 まどかちゃんは冬馬に近づくため私に声をかけたと言ったけど、確かに初めのきっかけはそうだったのかもしれないけど…私たちの関係はそれだけじゃなかったと思う。 私にわざわざそんな話をすること自体、本当にお人よしだ。 彼女のことを思い返したら優しくしてもらったことばかり思い出して…… もしも私が病気じゃない普通の女の子なら彼女と冬馬を取り合ったりして、恋のライバルになったりして…… そんなことを想像したら楽しい気持ちになって小さな声を出して笑ってしまった。 それから、久しぶりに携帯の充電を入れて冬馬にメッセージを打った。 『桜が咲いたら教えて。また一緒に桜トンネル行こう』 ___送信
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