予告&プロローグ

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予告&プロローグ

『君・・・まだ、熱』 『俺のはただの風邪。あんたは、すぐ戻るとか言ったくせに、なに・・・なんてことされてんだ、馬鹿』 すぐ戻るからと出かけていって、戻らなかった紫音(しおん)。 見つけて、やっと目を覚ましたかと思えば、透き通って綺麗だった榛色(はしばみいろ)の瞳が不安と怯えで翳っていて、とても平静じゃいられなかった。 だけど、怒りは(こら)える。そして心配といたわりだけを渡すのだ。 この傷ついて弱った青年が、もうこれ以上恐ろしい思いをしなくていいように。 (後編、予告) ーーーーーー 本作品は後編も完結済なので一気に読めます。BLランキング最高3位&シリーズ累計閲覧数4万突破、感謝! 前編は出会いの章 運命が絡み合う後編への(いざな)
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