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私がこの仕事に就く理由となったのは、
わたしがまだ、大学生だった時。
大学時代、とくに夢もなかった頃
わたしが初めて、友人の誘いで海外青年協力隊に参加した。
参加した国は日本とは比べ物にならないほど荒れ果て、戦争という争いで、人々は何人もの犠牲を生んでいた。
怖い、怖かった。彼らの武器に、ではなく。
それが当たり前という事実に。
私達隊員の中にはハザードにかられ精神不安になるものも多数。
誰もが、自分が死ぬかもしれない状況に恐怖した。
わたしは死ぬのが怖いより、戦争に参加する大人の中には混じり、子供が武器を持ち銃弾で同じ人を殺す…そんな世界に…心底驚いた…。
これが、私達世界の真実…。
平和で目をそらしてきた。
誰もが目を向けたくない。
わたしはその事実が何より哀しかった。
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