第33話(可愛がり攻撃)

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 こうして僕の能力により、全ての材料の場所が判明した。  とりあえずはそれらを紙に記載して、 「メルのお兄さん、ミストフィアさんの所にお届けしよう。そうすれば、もう少し話が早いかも」 「よし、今だと多分、執事のスウィンと作戦を練っていそうだから、うにゃん!」  そこでメルが変な声を上げた。  見るとレイトに後ろからメルが抱きしめられて、耳をハムハムされている。  メルは顔を赤くしてはあはあ言っている。  そういえばよく漫画なんかのエロ設定……ではなく、よくある設定で、尻尾や獣耳がすごく感じていたような気がする。  この世界の獣人もそうなのかもしれない。  でも、カイルの場合は獣耳を触ったけれど、特にそんな反応はなかったなと僕は思った。  そこで何者かに再び僕は頭を撫でられてしまう。
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