第3話(特殊能力はこの世界でも稀によくある)

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「ここは辺境の地だから、おそらくは俺に関しては大丈夫だろう。後は、タクミをそのギルドに連れて行ってギルドカードを作れば、その時、能力測定がされるから特殊能力も分かるだろう」 「そんな便利な方法が……でも珍しい能力だと、異世界から来たって気づかれたり……たり……」 「うーん、特殊能力はこの世界でも稀によくあるから、放っておかれる事がほとんどだな」  稀によくあるといわれて、どっちですかと僕は思いつつも、放っておかれるならまあいいかとも考える。  とりあえずはそこで測定してもらわない事には、どうにもならないらしい。  そこでカイルがじっと僕を見る。
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