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「確かこの場所、別荘の近くだ」
「本当! じゃあそこに行けば手に入るね! ここから遠い?」
「そこまで遠くない。よし、他のも全部調べて、ミストフィア兄様に報告だ! レイト、タクミ、ありがとう!」
メルが嬉しそうにレイトにお礼をいい、次に僕にもお礼をいう。
いいことをした気持ちになりながら、僕は更に別の必要な物を探して“鑑定スキル”を使い調べていく。
そんな僕達の後ろでカイルがレイトに、
「やけにレイトはやる気だな」
「メルの弟ですから」
「……なるほど」
そういった会話をしていたのだけれど、場所が幾つも分かった僕とメルはその興奮で全く気づいていなかったのだった。
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