第33話(可愛がり攻撃)

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 嘆息するミストフィアに、そこでレイトが、 「では私が一緒に付いていくのではどうでしょう」 「……ですが」 「あ、僕も一緒にいく。カイルもいいかな?」 「いいぞ」  渋るミストフィアに僕も一緒に行くしカイルもいいかなと聞くと、いいと答える。  僕達四人ならきっと信用できるはずと僕が思っていると、 「よろしいのですか?」 「構わない」  何故かカイルに念を押すように聞くミストフィア。  そういえば顔見知り? のようなものだったはずと僕が思い出していると、 「副団長のレイト様もいますし、安全とは言えそうです。では、片方の“マタタビ森草”をお願いします。但し今日は遅いので出発は明日に。別荘への馬車の手配も事前にしておきます……ありがとうございます」  ミストフィアは僕達にそう言って、もう片方の材料を集める計画を、執事のスウィンに話しに行ってしまったのだった。 
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