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こうして明日は“マタタビ森草”を探しに行くことになり、本日は就寝という運びになった。
そしてレイトが寝室に向かおうとすると、それにメルが付いていくが、
「メル、ここはメルのお屋敷です」
「は! そうだった。つい癖で……」
「相変わらずその間抜けな所が可愛いです。そんなに私と一緒に寝たかったのですか?」
レイトが意地悪なことを言った後に、仕返しできないような意地悪な質問を浴びせかけた。
しかも、するりと腰に手を回して、メルの顎をクイッとレイトは持ち上げた。
レイトは獲物を狙うような鳥、という雰囲気を醸し出している。
それに凍りついていたメルだ、すぐに猫耳を震わせて、
「う……うわぁあああああんんっ」
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