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僕は真顔で彼に向かってそう告げた。
後ろの方でお酒などを飲んで様子を見ていたらしい冒険者達が、噴出して笑っている。
それに目の前の猫耳な彼は顔を真っ赤にして、
「この……僕の方がどう考えても男らしいというのに、表に出ろ。どちらが男らしいか、決めようじゃないか」
「いいだろう、その勝負……ふがっ」
そこで僕は後ろから手を伸ばされて、何者かに口をふさがれた。
誰だと僕が思っていると嘆息するように、
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