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「メル、あれほどマタタビ酒を飲んでは駄目だといったでしょう」
「! レイト、どうしてここに!」
「貴方の事だからここにいるかと思って見に来たのですよ。私の手を煩わせないでください……と言いたい所ですが、いい人物を見つけられたので今回ばかりはお手柄ですね」
「うにゃ。……と、というか僕の頭をなぜるなぁああああ」
怒ったように言う猫耳少年メル。
そしてそんな彼をなぜる黒髪に、茶色い羽根の飾り? のついた、背の高い柔和な雰囲気の男レイト。
そのレイトの視線の先にはカイルがいて、なんとなくカイルは苦虫をつぶしたような顔をしている。
と、カイルが深々とため息をついてから、
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