第5話(鏡を見てから言いましょう)

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 もっとも、確定した数字はここからでは小さく良く読み取れないが。  とはいえ、確認している受付の人が、えっと驚きの声を上げていた。  もしやお約束的な意味で期待したいのだけれど、どうだろう?  そう思いつつその測定の場所を横に、流れ作業のごとく移動して測定してもらっていき、最後に、特殊能力を僕は測定する。  今度は丸い球状のそれに触れると、中には何か文字が浮かんできて……。 「“鑑定スキル”?」  この世界の文字で、そう書かれていたのだった。
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